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キーワード:戦力としての女性活用

所長ブログ 男女の待遇は全くフラット―戦力としての女性活用について考える―Ⅲ

さて、銀行の窓口風景については、アトキンソン社長のような感想を持たなかった私ですが、女性の活用については私なりに実践してきたことがあります。

というのは、私の事務所では、男女の待遇については、以前から全くフラットになっているのです。

 

女性の上司のもとに何人もの男性社員がいて、支持を受けながら仕事をこなしています。

また、正社員の待遇は、そのスキルなどに応じて報酬に差がつけられているだけで男女差については考慮していません。

 

以前、応募してきた女性の中には

「前の事務所では、男性のサポート的な仕事だけだったのに、ここでは女性にも責任ある仕事を任されるんですね。」

と驚いていた人もいました。

その後彼女は、数年の勤務を経て退職しましたが、私の事務所で働いた数年間は

「ものすごく勉強になりました。ありがとうございました。」

と、言ってくれました。

 

パートも数人いますが、これはすべて女性です。

これも基本的には「働き方」の選択の問題であり、能力で差をつけている訳ではありません。

家庭の事情が変わって(子育てが終わって)パートから正社員に移った女性もいましたし、別の事情でパートに戻った人もいます。

パートさんに関してはかなり自由に働き方が選択できるように配慮しています。

 

また、総務も女性に任せており、ここに男性を登用することは、今のところ考えていません。

そういう意味では、私の事務所は、男性に対する軽い逆差別と言ってもいいくらいの状況かも知れません。

 

つづく

 

所長ブログ 労働力としての女性の評価―戦力としての女性活用について考える―Ⅱ

ではなぜ、日本の生産性が低いのでしょうか

アトキンソン社長は、銀行窓口に座っている女性行員を例に挙げ、なぜ日本企業の生産性が低いのかを指摘しています。

 

― いまや、銀行窓口を通して行われている顧客対応業務の大半は、コンビニエンスストアに設置されているATM(現金自動預け払い機)でも可能になった。

なのに、今も大勢の女性行員を窓口に張り付けている。

本来なら、彼女たちの優秀な能力を他に活かせるよう、人員を再配置しなければならない。

 

1979年、米国における男性収入に占める女性収入は69%だったが、昨年にかけて83%まで上昇した。

一方、日本の場合、1979年の比率が55%だったのが、昨年は56%で、ほとんど変わっていない。

つまり、女性の労働力が正当に評価されていない証拠だ。―

 

私は、これを読んで、

「なるほど!外国人のアトキンソン社長は、銀行の窓口の様子を見てそんな風に感じるんだ。」

と納得しました。

ただこれは外国人ならではの視点で、言われてみないと日本人にはピンとこない風景なのかも知れません。

 

個人的なことを言えば、窓口ではむくつけき男性にお相手されるよりは、女性の方が当たりがソフトでいいじゃないか、と思わないでもないのですが・・・

とはいっても、国際競争といったシビアな視点からはそうも言っていられないのでしょう。

 

つづく

 

所長ブログ わざわざ言うのも変ですが―戦力としての女性活用について考える―Ⅰ

 

実は、自分でつけたものの、私はこのタイトルそのものに違和感があります

「戦力としての女性活用・・・」などと、わざわざ言うところが、そもそも女性を戦力として正当に評価してこなかったからじゃないか、と思われるのが嫌だからです。

 

にもかかわらず、このタイトルで書こうと思ったのは先日インターネットのニュース欄で、東洋経済新報社が開催した「超・生産性会議」というイベントの記事を読んだことがきっかけでした。

 

この記事の中で、イギリス出身、今は日本に住んで、重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長

「日本の銀行はいつまで女性行員を窓口に張り付けるのか」

と提言されているのです。

 

アトキンソン社長は次のように述べられています。

― 日本のGDPは世界第3位。でも、1人あたりGDPで見ると、3年前が24位、2年前が27位で、昨年は30位というように、年々低下している。―

 

 1人あたりGDPは、GDPの総額を総人口で割って求められます。

GDPは国内総生産のことで、一定期間中、国内で生み出された付加価値の総額を示します。

それを総人口で割って求められる1人あたりGDPが国際比較で低いのは、国民1人が生み出す付加価値が低い、つまり生産性が他の国に比べて低いことを意味するのです。

 

つづく