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PMで重要なのは完璧を目指さないこと―PM(プロジェクトマネージメント)的発想で仕事を考えてみる― Ⅲ

会社の中で必要なスキルしか学ばない、といわれる日本企業。

このマインドでは、PMの遂行はなかなか難しいのかも知れません。

 

そのよい事例が「三菱重工の豪華客船造船事業」だと私は思っています。

基本的な躯体としては、世界最高水準レベルのものを作る力量があったにもかかわらず、ネット環境の敷設とか、タイルやカーテンのセンスなどの点で、ヨーロッパの顧客企業から、厳しいダメ出しが相次ぎ、多額の赤字を計上して撤退してしまったのです。

 

この事実を知ったとき、私は

「何故、広く社外のスタッフなどを募ってPMに移行しなかったのだろう。」

と思ったことを覚えています。

その時考えたのは、

「日本企業というのは、社外のノウハウやカルチャーを受け入れて、新しいプロジェクトを成功させるのは苦手ないんじゃないか。」

ということでした。

 

今になって、このPMに関する記事を読んで、

「やはり、あのとき感じた日本企業の弱点というのは、今も変わらず、そのまま大きな課題なんだ。」

ということをあらためて思い知らされました。

私は、このPMに関する記事を読んでまっ先に思いだしたのは、上記の三菱重工の件でしたが、この記事では「アベノマスク」を事例として取り上げられていました。

 

それは次のようなものです。

― 例えば、アベノマスクを1つのプロジェクトとして考えると、PMにおけるQCDの全てを満たそうとしたため、惨憺たる結果に終わっってしまったと言えます。

PMの考えに基づくなら、緊急性を問われたアベノマスクの場合、本来最優先すべきは、QCDの中のデッドラインだったのです。

PMで重要なのは完璧を目指さないこと。

しかし、日本人はどうしても完璧を目指そうとする傾向がある。

それはまさに大企業も同じで、そうした硬直化した体質こそが、PMが機能しない大きな要因となっているのです。―

マネジメントソリューションズ社長高橋信也氏談

 

ここで非常に参考になるのは「PMで重要なのは完璧を目指さないこと」という点と「日本人はどうしても完璧を目指そうとする傾向がある」という指摘です。

 

なるほど、PMをうまく機能させるためには、「優先順位(プライオリティ)」という考え方が非常に重要であるということに気がつかせられます。

 

つづく

 

今日の川柳コーナー

◆横文字も 使いすぎると 意味不明

◆ギャル用語 縮めるコツが わからない

小池知事の横文字にはいささか辟易します。

「トリマー」とか「リー」とか、なんじゃそれ?

という感じっていうかぁ~・・・です。

これまでの記事

会社の中で必要なスキルしか学ばない傾向―PM(プロジェクトマネージメント)的発想で仕事を考えてみる― Ⅱ

3つの要素QCD「クオリティー」「コスト」「デッドライン」―PM(プロジェクトマネージメント)的発想で仕事を考えてみる― Ⅰ

地域メディア戦略をコンテンツ作りから構成していく―タレント枠?文化人枠?社長のポジションは・・―Ⅳ(おしまい)

地元マーケットへの有効かつ濃い情報発信―タレント枠?文化人枠?社長のポジションは・・―Ⅲ

主体はあくまでもこちら側にある―タレント枠?文化人枠?社長のポジションは・・―Ⅱ

経営者のメディア戦略を考える―タレント枠?文化人枠?社長のポジションは・・―Ⅰ

「甲高幅広」典型的な日本人のおじさん足型―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―13(おしまい)

ジャランスリウァヤの魅力はコスパの良さ―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―Ⅻ

回数券はなかった!―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―Ⅺ

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