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新しいことへの挑戦、一歩踏み出すことの意味―リスクを恐れていては何も実現しない―Ⅰ
2018年8月31日
それまで、ほとんど「情報発信」に取り組んでこなかった社長が、何かしらの形でそのこと(情報発信)を始めるとすれば、それは「新しいことへの挑戦」ということになります。
それを「是非やりましょう!」とお勧めするのが私の立場ですが、そうすると必ずこういった反論が出てきます。
それはこんな理屈です。
「先生はそう言うが、そもそもSNSなどと言うのは、何かと叩かれる状況に陥りやすいんじゃないの?
下手なことを書いて誹謗中傷の的になったとか炎上したなんて言いうのはよく聞く話だ。
リスクが結構高いんじゃないの?」
といった意見を述べられる社長がいます。
まあ、この質問に対する一番シンプルな答えは「下手なことを書かなきゃいいんですよ。」ということになります。
とはいえ、確かにこの社長のおっしゃるように、何が攻撃材料にされるか予測不能、不透明な世の中でもあります。
そんな状況に陥らないためにはあえてリスクを冒すこともないだろう、というのは、まあ、当たり前といえば当たり前の考え方です。
余計なことをしなければ余計な心配をしなくても済む、というのは当然の理屈でしょう。
それでは、この情報発信云々の前に、そもそも「リスクを取る」という点について考えてみましょう。
「リスクを取る」ということが、「一歩踏み出す」ということと同義語であることを忘れてはいけません。
現状の経営が頭打ちである、或いは下降傾向にある、という場合、何かしらの新しい手を考えなければならない、というのはご理解いただけると思います。
何もしないで、現状が回復する、或いは上昇していくなどと言うことは現代ではあり得ません。
つづく
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