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眺めの良さそうなテラス席・・でもポツポツと雨が・・―息子たちと飲む、私の人生これからの楽しみが増えた―Ⅲ
2020年9月30日
孫の1歳の誕生会というファミリーイベントが早々に終わったので、私は念願だった息子たちとの飲み会を挙行することにした。
参加のかなわなかった長女の旦那は次の機会に譲るとして、次女の旦那と末っ子の長男である息子と連れ立って、男3人、夜の町へと繰り出したのである。
夜の町といっても、時節柄、新宿や渋谷といった歓楽街になど行くつもりはなかった。
どこか近所にちょっと気の利いた飲み屋があればそれでいい、と思っていた。
私たち3人は、歩いて十分ほどの麻布十番の商店街へ向かって歩き始めた。
麻布十番には庶民的なお店がいっぱいある。
当てはないが、どこかちょっとイイ感じで飲める店はないかと思案する。
すると、商店街まで行かないうちに、次女の旦那のよし君が
「僕、以前行ったことのある店が一軒ありますけど、そこ行ってみますか?」
と提案してきた。
もちろん依存などあるはずがない。
その店は、商店街まで行きつかない手前のビルの7階にあった。
狭所恐怖症気味の私にはギリギリの狭さのエレベーターに乗って7階につくと、そのまま店の入口であった。
客は2組くらいしかいないので、ディスタンスは充分取れそうだ。
店の奥の方に目をやると、眺めの良さそうなテラス席がいくつかあって、そこには誰も座っていない。
夜になって、外の気温もちょうど良さそうだったので、我々はそのテラス席に陣取ることにした。
東京では、7階くらいの高さからではそれほどいい眺めは期待できないのだが、このオープンエアは思いのほかロケーションは良さそうだった。
下を見ると麻布十番商店街の明かりが見える。
商店街にはさして高い建物がないために、7階くらいの高さからでも十分いい景色が眺められるのだ。
ところが、メニューが運ばれてきて、「さて何を飲もうか。」と選ぼうとしていたらポツポツと雨が降ってきた。
さすがにずぶぬれになるのはごめんこうむりたいので、われわれはほうほうのていで店の中へと入った。
今はこういう場所へはなかなか行けませぬ。
つづく
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軽くおいしいお酒を飲める居場所を探して・・―息子たちと飲む、私の人生これからの楽しみが増えた―Ⅱ
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